Google for jobs(Googleしごと検索)が日本でリリースされて約7か月が経ちました。
WEB制作者の方々は構造化データのマークアップにも慣れてきた頃でしょうか。
これまでに数々のサイトで実装してきましたが、先日このような条件に遭遇しました。
1つの職種に対して、
- 正社員は月給30万円
- アルバイトは時給1,200円
雇用形態の指定は複数指定が可能ですが、給与の複数指定は不可です。
そのため、どのように記述するか迷ってしまいました。
現時点(2019年8月現在)での対処方法をまとめましたのでご紹介します。
雇用形態ごとにページを分ける
雇用形態ごとにページを分けてしまう方法です。
これが一番簡単な対処方法です。
「正社員・アルバイト」で1つのページになっているのを、
「正社員」で1ページ、「アルバイト」で1ページと分けてしまいます。
そうすれば通常通りマークアップすることができます。
しかし、制作上の都合によってはページを分けられない場合もあります。
その場合は次の方法をお試しください。
「description」に含める
もうひとつは、仕事内容を記載する「description」に給与も含める方法です。
正社員かアルバイトのどちらかを「baseSalary」に記述し、もう片方を「description」に記述します。
<script type="application/ld+json">
{
"@context" : "http://schema.org/",
"@type" : "JobPosting",
"title" : "サンプル",
"description" : "
<p>仕事の説明文がはいります</p>
<p>アルバイト/時給1,200円</p>
",
"datePosted" : "",
"validThrough" : "",
"employmentType" : "FULL_TIME",
"hiringOrganization" : {
"@type" : "Organization",
"name" : "",
"sameAs" : ""
},
"baseSalary": {
"@type": "MonetaryAmount",
"currency": "JPY",
"value": {
"@type": "QuantitativeValue",
"value": 300000,
"unitText": "MONTH"
}
}
}
</script>
しごと検索画面の給与欄には表示されませんが、これで両方とも表示することができます。
アイコン部分には「baseSalary」に正社員の給与、本文にアルバイトの給与が表示されています。
完璧に対処できたわけではありませんが、今のところはこのやり方しか方法がないようです。
まとめ
このようなケースに出会った場合、
- 可能ならページを分ける。
- 難しければ「description」に書く。
と覚えておきましょう。